空気は冷たく静かに慌ただしい

 

 

同居人が結婚式に出席する。

鞄がどれだ袱紗がどこだとやんややんやと準備する。朝起きて足りなかった準備をばたばたするのが幼少の頃の家族旅行にでる朝の雰囲気を思い出した。空気は冷たく静かに慌ただしい。

同居人がスーツを着ていく様子を見ていると、プライベートな内の世界から外界に出るための社会性が積み上がっていく段階が見える感じがした。

社会人がいる、と思った。とっくのとうに社会人なんだがな。

 

送り出してから友人達とリモート昼飲みに向けて買い出しへ。

友人宅へ遊びに行くつもりだったが、緊急事態宣言もありリモートに。こういう選択肢が増えたのは良いことだなと思う。

 

13時から始めて、解散したのが20時半。7時間半も喋ってたのかい。リモート飲み自体久しぶりだったし楽しかったな。

友人の赤子が元気に産まれるように念を飛ばす。

 

帰宅した同居人、あの引き出物の紙袋を持って帰ってくるかと思いきや朝と変わらない荷物で帰ってきた。引菓子と、一緒にあったカードのQRコードにアクセスするとweb上で選べるカタログギフトだった。

今はこういうのがあるのか!手荷物にならないように配慮されてるのを感じてありがたい気持ちになる。

 

ほとんど同窓会のようで楽しい式だったようで良かった。

昔親戚の結婚式に出席して以来、知り合いの結婚式に出たことが無いのでいざという時の準備の準備もしておかないとなあと思いつつ寝る。

 

眠くなるまで起きてる生活を続けていたせいで、眠くないけど寝るときの寝付くまでをどうしていたか忘れてしまった。

毎度のことながら、後から寝る体制に入った同居人が自分より早く秒で寝付いているのを感じるたび複雑な気持ちになる。