わかったからさっさと飯を食べてくれ!
昨日クッションを干すために出していたダンボールをしまい忘れ、夜中にハッと思い出したが時すでに遅し雨が降り始めていたので畳んで隅っこに立てかけていた。
朝からの暴風雨でダンボールはやられ、びしょびしょで横たわっている。すまん。
毎朝のグラノーラにもオールブランにも飽きてきたので、ついにオートミールを買ってみた。これがまずいまずいと悪評高いオートミールか!一見ただの麦だけど、どんなもんなんでしょう。楽しみだな。
いきなり牛乳だけだと地雷を踏み抜きそうな気がするので、カップスープに入れてみる。
なるほど……オートミール自体はほとんど無味無臭だけど、あとから香ってくる匂いが資源っぽいというか、ほとんど無味無臭なのが相まって紙を食べているような気分になる。
まずい!ってわけじゃないが、食べていくうちになんだか釈然としない食べ物だな……。これがオートミールか……。
町田康「餓鬼道巡行」を読んだ。表紙は美味しそうなチャーシューだし、腹ペコがいろんなご飯食べに行く食エッセイ的なやつかしらとあらすじも読まずジャケ買いしたが、実際腹は減っているのに色々と理屈と偏屈を捏ねて全然ご飯にありつけない、真反対の内容で笑った。わかったからさっさと飯を食べてくれ!
1分のことを200字だったかに書き起こすと良いというようなことを好きな日記の書き手の方は言っており、私もそれについて鋭意訓練中なのだが、このエッセイは1分の出来事を1,000字2,000字まで膨れあげてくる。ともなると、偏屈だからここまで膨らむのか膨らんだ結果偏屈に感じるのか因果は謎だが、やはり偏屈で面倒くさい書き手の文章は面白い。今まで自分が無意識に流してきた事象を眼前に突きつけられるような気分だ。
森見登美彦のようだな、町田康って今まで読んだことなかったっけと過去作をざっとみたが、1冊だけ遥か昔に読んだことあるだけで、更にそれもどういう話だったかもう忘れてしまった。
他の作品も読んでみようか、しかし森見登美彦同様、偏屈な作家の文章は元気な時につまみ食いする程度で読まないと想像以上に疲弊する。
電子で本を読むのに慣れてきたので、続々と以前のセールで買い溜めた本を読んでいく。ストレージを切迫するのが嫌でデータをダウンロードせずに読んでいたが、ダウンロードすると書面の比率が縦長になって読みやすい。私の今の携帯の画面比率が文庫本に近いのもあるだろう。
就業後新しい本を読んでいたらいつの間にか2時間ほど寝てしまっていた。眠い気はしてなかったけど、低気圧かしら。変な夢を見ていた、映像だけは覚えていたが、トイレに行って戻ってきたら何もかも忘れ変な夢を見たということしか覚えていなかった。