スキップとローファー

 

 

良い天気だ。青い空に満開の桜。こんなよく晴れた日は鼻が出る。

 

朝飯のフレークをぼーっと咀嚼し飲み込もうとしたら、喉手前に咀嚼されていないフレークが1枚いたようで、砕けてないフレークを丸呑みするはめになり朝から死にそうになった。フレーク1枚程度大丈夫そうに思いきや、案外喉の許容量は狭い。口周りが牛乳まみれになった。

 

高松美咲さんの「スキップとローファー」、昔試し読みで1話だけ読んだ時はピンと来なかったけど、今回まるごと1巻読めたので読んでみた。すっごい好きだこれ。

買うしかないとamazonを開いたら何巻かは品切れで定価で売られてないのがあるし、紀伊国屋書店の在庫をみると本店にしか無いようだ。もしかしてあまり在庫が無い?これは退社後に買いに行くか。

 

仕事をバリバリやったり途中集中力が切れて虚無になったりして退社。少し残業したので急いで向かう。昨日裏起毛の服でも大丈夫だったから今日も裏起毛の服を着たがめっちゃ暑い!早く買って帰ろう。

在庫の心配をよそに新刊が出たのもあり全巻平置きされていた。良かった!にこにこしながら全巻買う。

 

 

 

進学のために上京した主人公のみつみとその周りの人たちのほのぼのしたりそわそわしたりするスクールライフ漫画。

みんな素直な子たちで他人との付き合いはまだまだ不器用で、やりようがわからなくてもだもだしていて愛おしい。

キャラのクセはアクがある程強すぎず、キャラが埋没するほど弱すぎず。シリアスめなストーリーも、しんみりするけど引きずるほど重くない。ぜーんぶのバランスが丁度いい。

 

各人がもっている悩みやしんどさを、周りの人たちがそっと掬ってくれる。この悩みやしんどさが自分もそういうことあったな〜わかるわかると思い出してると、漫画の中からすっと掬いだしてくれるのだ。

救われた!みたいな大袈裟なことでなく、いろんな人がいろんな事で少しずつヒントをくれる感じ。そうか、そう考えればいいのか、わたしもそういうことを誰かに言ってほしかったのかな(でも渦中当時に言われても素直に受け取れるのかな)、なんてじんわり思ったりする。

 

めちゃめちゃ好きだ。今年出会った最高の漫画にノミネートです。

 

1話の試し読みで掴まれるときもあるけど、その時にはそうでもなかったのに1巻読んだら良かった作品は、気づけた嬉しさ反面どうして気づけなかったんだという悔しさがある。「青野くんに触りたいから死にたい」の時もそうだった。

好きな作品どんどん発掘してどんどん見つけて行きたい。だからといって手当り次第買いまくると見つからなかったりするんだよね。