海無し県山無し市

 

 

ライブを見に名古屋へ行く。ライブハウスに行くのはコロナ禍前以来だし、関東より外に出るのはほんといつぶりだろう。

久しぶりの新幹線は楽しい、本を持ってきたけど行きはずーっと外の景色を見ているだけになる。久しぶりすぎて新幹線のスピードに追いつかず、若干の酔い。

 

大きく見える富士山にちゃんとテンションがあがる。海無し県山無し市に生まれ育ったからでっかい山にも海にもちゃんとテンションがあがる。

富士山はやはりビジュアルが完璧すぎる。裾野がスーッと伸びてるのも素敵だし、岩肌に雪が積もっているのも良い。小さい子でも絵が苦手な人でもなんとなくシルエットが描けるのも自国の象徴の山として100点満点すぎる。

 

名古屋着。お久しぶりです。4、5年ぶりくらい?たまたまナナちゃん人形がメンテナンスに行っていて、代わりに妹のミナちゃんが立っているのを見られたので名古屋観光は満足。もとから観光する目的で行ってないからそんな時間は無いけども。

当時時間つぶしに行っていたチェーン店の喫茶店で今日も時間をつぶした。

 

懐かしい懐かしいと口の中でつぶやきながら駅周りをぐるぐるし、ライブハウスの道のりを行く。

ライブハウスに着き、待機列を作ろうとしているスタッフの動きを見て思い出した。そうだ、ここのスタッフ待機列作るの下手すぎて行かなくなってたんだった。数年経ってもなお変わってないなんて、こういうところで懐かしさはいらないのよ。

 

ホールのなかは一面区画分けされていて、自分の好きな枠に収まりそこから出ないでねというシステム。演者やライブハウスの人からすると早く元に戻したいところであろうが、ただ見ている側からするとゆとりがあって見やすいし助かる……。足元に荷物も置けるし。

 

またな名古屋。いつかちゃんと観光しに行くからな。名古屋メシらしいものも食べず、せめてものとキオスクで味噌カツおにぎりを買う。駅弁とも思ったのだが、味噌カツメインのやつか何の変哲もないやつしかなくて諦めた。味噌カツはまだ出来たてを食べたことが無いのにはじめましてが駅弁なのはちょっとね。

 

駅弁は買わないが、帰りの新幹線用にアルコールは買う。新幹線も特急列車も、帰りは必ずアルコールを摂取する。この時だけ、唯一1人の時でもアルコールが欲しくなる瞬間かもな。

 

お土産にゆかり煎餅を買った。赤福も買おうかと思ったけど、帰りの時には完売していたのであった。

ノーマルのゆかりと、同じ坂角総本舖から出ているなごや天麩羅なるものがあったのでそれも。同じような見た目のえびせんで何が違うのかしらと思ったので。

 

なごや天麩羅の方はでん粉で揚げているのでゆかりより濃厚さが抑えられ、サクサク感がアップしていた。ゆかりは濃すぎるので、海老感が濃くて苦手だったりもっとえびせん感が欲しい人にはおすすめかも。