完璧なコンビネーション

 

 

昨日私より遅くに寝た同居人が先に起きている。たまに何故か少ない睡眠時間でスッキリ起きられる同居人が現れるな。

まだ布団の中でまどろんでようかなと思ったが、同居人が洗い物をし始めたので、はい、起きます。ご飯を作りましょう。

 

昨日スーパーでめちゃくちゃでかいピーマンに遭遇し、これはボートにしたいなと思ったのでピーマンの肉詰めを作ります。でかいピーマンにはでかい空洞、何かを詰めたくなるのは人の性。

 

うきうきで作ってみたものの、大きいピーマンは火が通って膨張というか広がる幅が小さいものより大きいので、ピーマンから肉が分離してしまった。

以前同じように大きいピーマンで同居人が作ったときも分離し、それは繋ぎをちゃんとしてなかったからだと思っていたが、問題点はそこではなかった。

ピーマンの肉詰めは小さいピーマンに限るんだなあ。いつかリベンジしてやるからな。

 

昨日安く売っていた苺も食べる。久しぶりにスーパーで苺を、というか果物を買った。食事に果物が組み込まれていると生活レベルが上がったように感じる。値段もあるが、切ったり剥いたりするのが面倒で自分で買ったりしないが、その点苺は洗ってすぐ食べられるから簡単だよな。気にしなければ洗わなくても良いし。ただ苺さんは大体高いし一瞬で食べてしまうから常に買うには悩ましい。

 

ご飯を作る前に洗濯機のスイッチを入れ、ご飯を作ってる間に同居人は掃除機をかけ、食後私は洗濯物を干し、同居人は洗濯物を畳む。完璧なコンビネーション。

今日は帰省している友人に会いに行く。

 

友人を我々の散歩に付き合わせた。昼頃に友人は子供と遊んでいたので疲れただろう、休憩を挟みつつ。

山手線沿線の住宅地は大きい家が多いので歩いていて楽しい。大きい家には大きい庭があり、桜が散った後は我々の番だとばかりに植木鉢サイズの花々が咲き誇っている。

 

友人は次の用事があるので別れ、夕飯は2人で食べる事に。まあまあお腹すいてるけど何を食べたいかわからず、ラストオーダーの時間が近づいている……やばい!この決まらなさはヒリヒリするやつだ!

よく行く飲み屋にしようか、でもお酒って感じでもないなとその飲み屋のメニューをパラパラ見ていると目に飛び込んできた牛タン丼。牛タン。牛タン食べたいな!ねぎしだ!

 

幾年ぶりにねぎしへ来たか。今はしろたんセット一択だが、はじめてねぎしへ行った学生の頃はお金が無かったのでがんこちゃんセットか、ねぎしセットを頼んでいた。社会人になってから頼んだしろたんの美味さ、お金があればいくらでも自分の機嫌が取れるなと噛みしめた味。

 

働くようになってから本などの娯楽に無尽蔵にお金を突っ込めるようになったとか、ライブの遠征行きまくるとか出来る事が増えたが、外食に関して大人になったなと感じたのはねぎしが最初だなと、思いがけず学生から社会人になった頃に思いを馳せる夕飯となった。