この世で一番無駄な夏至の過ごし方
即眠が功を奏したのか、いつも通りの時間に二度寝が必要ないくらいぱっちりと起きた。
ただ身体も起きているわけじゃないので、30分ほど布団の中でぼーっとする。大体頭が起きていてもずっと布団の中にいるといつの間にか寝てしまうものだが、全然睡魔のすの字も来ないな。諦めて朝ごはんを食べよう。
仕事が暇だ。週初めから暇だとかなり調子が入らず気が落ちてしまう。
洗濯物を干している間に同居人に昼ごはんを買いに行ってもらった。サラダラーメンかパリパリサラダか、どちらも無かったら任せるとは言ったが、パスタサラダかー。コンビニのパスタあまり好きじゃないって前々から言ってはいると思っていたが、任せた以上わがままは言っていられない。
パスタと思わず、小麦のツルツル麺と思えばこれもこれで美味しく食べられる。小麦はよく噛むと甘くて美味しいね。
ぼーっとするしステッカーも溜まってきたからマグネット作るかとAmazonを見たけど、粘着かホワイトボードがついてるマグネットシート以外が見つからないしあってもサイズが大きすぎるし、そもそも新しいカードが届いてないから番号がわからなくて注文できない。現代社会……。
夕方ごろにはカードも届いたが、諸々カード情報を登録する気力も無くいつの間にか寝ていた。
慌てて仕事の連絡が来てないかだけ確認し、終業報告だけし、日記を書いていたら寝ぼけて下書きを消去してしまい、ふて寝。19時過ぎてるのにまだ明るいなと思っていたら、夏至だったんだね。この世で一番無駄な夏至の過ごし方をしていた。
寝て起きたらマシになるかと思っていたが、虚無が加速するだけだった。お日さんが長くいる日に限って寝ちゃってるからだよ。22時くらいになってから夕飯を買いに行った。今日はもう消化する日としてさっさと寝るしかない。
川向いにある新しく建ったマンションは、1ヶ月くらいしてきてポツポツと入居者も入ってきている。真っ暗だったのが少しずつ灯りが入り、其処此処に人が生活しているのだなと思いを馳せる。そしてまた、こちらから向かいを見て思うように、向かいからこちらの家の灯りを見ていることもあるんだろう。